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今後の当院の方針について

■基本コンセプト

当院の将来計画・地域にはなくてはならない医療機関になるために

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当院の医療活動は、まだまだ十分なものではありません。
例えば、認知症の病状が急に悪くなって自宅での生活が困難になった時に対応できる緊急入院できる施設はありません。また、在宅で認知症の人を支える高度認知症者を対象としたリハビリテーション施設や訪問看護ステーションもありません。今後、そういった必要な施設を作っていけるように計画していきます。

 

認知症の人を地域で支えること

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まず大切なことは、この地域に欠けているものは何か? どうすればこの地域はもっとよくなるのか?を地域の人たちと話し合うことです。今後は医療や介護機関だけではなく、地域の人たちも高齢者の生活を支える存在になっていかなければなりません。皆さんの理解や協力が必要不可欠なのです。

私は地域の中学校の校医をしています。そこで認知症のことを話しました。中学生に認知症のことを教えることに最初は生徒だけでなく、先生や保護者にも違和感があったようです。中学生が「一人で歩いている認知症が疑われる高齢者に、どのように声をかけるか」を寸劇で演じてもらいました。そこで色々な反応が起きました。大人である教師や保護者も、みんなで認知症の人を支えようという気持ちになりました。中学生は講習を受けて「認知症サポーター」となりました。高齢者施設にボランティアに訪れ、中学生が接することで認知症の人が元気になりました。
これは一例ですが、核家族化が進んだ社会でも、高齢者の多い社会でも、自分に何が出来るのかを考えて、実行することが出来たら素晴らしいことだと思います。

 

ボランティアの募集

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現在日本に462万人、全人口の28人に1人が認知症の人なのです。医療や介護だけでは支えきれないほどの認知症の人が、身近で生活しています。認知症の問題は他人事ではなく、自分のかなり近い生活空間に問題が存在しているのです。生活することが困難になった高齢者を、みなで見守る、親しみをもって声をかける、困っていたら助けることができれば、認知症の人は住みやすくなります。家族と一緒に、住み慣れた場所で生活し続けることが出来るのです。もしもあなたが認知症になったら、地域の人からどうしてもらいたいですか?
その為、当院ではボランティアを募集しています。興味のある方はぜひ声をかけてください。
「認知症の問題は、お互い様だから、手伝うよ」
「将来、両親が認知症になった時に参考になりそうだから」
「昨年、認知症の母を看送ったのだけど、その経験が役に立てれば」
「将来、介護福祉系の仕事に就きたいから」
「暇なので」
理由はなんでもよいと思います。一緒に考えて行動してくれる人を、お待ちしています。

・内科
・消化器科
・外科
・整形外科
・脳神経外科
・泌尿器科
・麻酔科
・精神科(認知症)

※当院は療養型病床群併設病院です。

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