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脳ドックについて

安心・安全・先進な当院の施設をぜひご利用ください

■概要

日本人の死因第3位

脳血管疾患(脳卒中など)は日本人の死因第3位となる病気です。毎年10万人近くの人が命を落としています。たとえ死に至らなくても、急激に発病し、重度の後遺症の為、その人の人生が一変してしまうこともあります。また介護保険サービスを受けている人の約半数は脳血管疾患や認知症によるものです。これらの疾患を早期に発見して治療を行うことは非常に重要です。

(厚生労働省人口動態統計:平成26年4月)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2014/04.html

高血圧・肥満・糖尿病・高脂血症・慢性の頭痛・一過性の頭痛・一過性脳虚血発作・手足の感覚障害・運動麻痺・顔面の痙攣をお持ちの方は積極的に受けるようにしましょう!

■実績

脳ドック実施件数300件以上

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また、受診されたことで睡眠時無呼吸症候群やうつ病などの疾患が見つかった患者さまもいらっしゃいました。

■脳ドックメニュー ※脳ドック受診には“予約”が必要です。

当院の脳ドックは太田市の「国民健康保険人間ドック検診費助成事業」が適応されます。
費用の3分の2が市から助成される場合がございますので、詳しくは下記のURLをご覧ください。
※助成申請は2015年9月30日まで
URL:http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0071-002iryo-kokuho/2015-0414-1714-160.html
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■全プラン比較表

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スタンダードプラン(20,000円)※当院推奨プラン

■検査内容:頭部MRI・頭部MRA・頚部MRA・認知機能評価・生活指導

①MRI、MRAによる脳画像診断を行います。撮影時間は15分ほどです。くも膜下出血の原因となる動脈瘤や、脳の微小な変化(小さな脳梗塞・隠れ脳梗塞)も見逃さず、脳の血管の状態を評価します。また脳の容量の変化も画像解析システム(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム:VSRAD※1)を用いて、萎縮の度合いを数値化することで評価します。また頸動脈の動脈硬化を評価して、将来脳梗塞などが起きやすいのかなども合わせて評価します。
②長谷川式簡易認知機能評価スケール※2(HDS-R)を施行して得点の高い方にはリバーミード行動記憶検査(RBMT)を施行します。点数が低い方の場合は時計描画テスト(CDT)、立方体模写テスト(SDT)を行います。以上の検査によって認知症を極力早期に発見します。当院お勧めのプランです。実施時間は30分ほどです。

MRIはなぜ検査時間が15分かかるのか


※1 VSRADについて
VSRAD とは、Voxel-Based Specific Regional Analysis System for Alzheimer‘s Disease の略で、早期アルツハイマー型認知症の診断を支援するためのMRI画像を解析するソフトです。MRIで撮影した、記憶をつかさどるといわれる脳の海馬と呼ばれる部位を、正常な脳のデータベースと比較して年齢補正をした上で、どの程度の脳が萎縮をしているのかを数値化します。その結果、早期にアルツハイマー型認知症による脳の変化を確認できます。

※2 長谷川式簡易認知機能評価スケール
10分ほどで施行できる簡便な記憶力を中心とした認知機能を評価できるテストです。最も一般的な認知症のスクリーニング検査と言えます。

シンプルプラン

■検査内容:頭部MRI・頭部MRA・頸部MRA・生活指導

MRI、MRAによる脳画像診断、生活指導のみを行います。VSRADや認知機能評価は行いません。

介護予防プラン(30,000円)※スタンダードプラン+生活習慣病チェック

■検査内容

①MRI、MRAによる脳画像診断
②HDS-R・RBMT・CDT・SDT
③採血(生活習慣病チェック)・心電図検査・身長・腹囲・血圧測定
スタンダートプランに生活習慣病チェックを加えることで、糖尿病・心房細動・高コレステロール血症など脳梗塞や心筋梗塞、認知症になり易い疾患をチェックして、将来の介護が必要なるリスクを検査します。

認知機能判定検査(5,000円)

■検査内容

④ウエックスラー記憶検査(WMS-R)、前頭葉機能検査(FAB)
以上の検査により、より詳しく認知機能を評価することで、認知症の早期診断を行います。

■脳ドック検査結果について

院長が詳しく説明します。

検査結果は、スタンダートプラン、シンプルプランは当日、院長より詳しく結果を説明します。健康診断の結果などあれば、ぜひお持ちになってきてください。合わせて生活習慣指導などを行います。介護予防プランと認知機能判定検査は後日、同じく院長より結果を説明します。
脳ドッグで脳動脈瘤や脳血管疾患などの脳神経外科疾患が判明した場合は、太田記念病院脳神経外科と連携して対応していくことになります。

■MRI検査とは

エックス線を使用しません。

MRIは、一般レントゲン撮影やCTスキャンのようにエックス線を使用しません。強い磁気と電波を使用して、体内の多く含まれる水素原子を画像に表します。そのため放射線被爆がありません。
被爆がありませんので、様々な撮影条件を変えて、体の中の構造や血液の流れを映し出すことが可能になります。例えば下記のT1強調画像は脂肪組織を明るく、水が多く含まれる組織を暗く映し出すことで、脳の形態を観察することに優れています。脳腫瘍や脳の委縮を発見しやすい撮影条件と言えます。同じように脳梗塞を見つけやすいT2強調画像やFLAIR画像、CTスキャンよりも鋭敏に早期の脳梗塞を発見できるDiffusion画像などの撮影条件を変えてチェックすることで疾患の見落としを少なくすることが出来ます。

MRI画像

また、血液が流れている部位だけを映し出し、その他の部位を撮影しないで、血管の状態だけを映し出すMRAという撮影もMRIならではの検査です。副作用が多く報告されている造影剤を使用せず、脳の血管の状態を3D画像で確認できる優れた検査法です。
一瞬の脳の状態を撮影するCTスキャンと比べて、血液の流れや分布まで評価できる診断精度の高い検査法だと言うことが出来ます。その為に15分ほどの撮影時間がかかります。

患者様の負担を軽減する機器

img_facility02当院は信頼ある東芝製の1.5テスラMRI新製品『Vantage Elan』を導入しました。これまでの半分の時間でも鮮明な画像を撮影できる最新鋭の装置です。造影剤を使わない血管造影や、静音化技術など、患者様の負担を軽減する数々の機構を搭載しています。
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スタンダードプランには頸動脈の検査が含まれます。頭部MRAと同じように、頚部の血管を描出する検査です。頸動脈血栓の有無や、内頚動脈狭窄症の有無を確認できます。

 

■施設紹介

最先端の画像診断機器を導入

最先端の画像診断機器を用い脳の状態を検査します。将来介護が必要になる可能性の高い脳卒中などの脳血管疾患(脳卒中・脳腫瘍・脳血管奇形など)や認知症を早期に発見するために行います。
認知症を早期から検出できる神経心理検査を施行します(臨床心理士もしくは医師が実施します)。
当院では、脳疾患の予防・早期発見を推進していますので、安価に料金設定をしています。
健康保険の適応ではありません。自費での診察となります。
各種検査にて何か異常が発見されたときには、治療は健康保険の適応となります。

(参考資料)介護が必要となった主な原因の構成割合(厚生労働省データ)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/4-2.html

・内科
・消化器科
・外科
・整形外科
・脳神経外科
・泌尿器科
・麻酔科
・精神科(認知症)

※当院は療養型病床群併設病院です。

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